花嫁への道 第3話【前編】 〜 結婚挨拶 は予想外の展開へ〜


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第1話で書いたように、プロポーズからどうやって進めていいのかわからなかった私

入籍までのなんとなくのスケジュールが引けたので

あんまり急いで無理させるのもなとのんびりとしていたある日

 

プルルルルルル

お父さんから電話がきた

 

あ、そういえばお父さんにもお母さんにもまだ言ってなかったな

たしかプロポーズの後は親への報告だっけ?と思い

私「お父さん、私結婚しようと思うの」と電話で言ってみた

 

父「じゃあ、俺に会わせる気なんだな」

 

私「そうだけど、、、?」

 

父「覚悟してくるようにちゃんと相手に言っておけよ」

 

私「!?」

 

そこで私は自分の生い立ちを思い出した。

幼少期(幼稚園)

結婚挨拶

お母さんと買い物に行き

私「お菓子買ってー!買ってー!」

母「お父さんがいいって言ったらね〜」

買ってもらえず帰宅

 

お母さんからお父さんにその話が行ったようで

父「ここに正座しなさい、なんで呼ばれたかわかるか?」

私「買ってって言ったから」

父「買いたい物は自分で稼いで自分のお金で買いなさい!」

「欲しいって言っても全てが手に入ると思うな」

「目をつぶって歯を食いしばれ」

目を瞑る私

ぱちーん

ほっぺたをおさえながら泣きながら立ち去る私

 

”欲しいものは自分の力で手にいれる、自分でどうにかする”というハングリー精神は

この頃から植え付けられていたようです

 

 

小学生

父「お小遣い1日50円で1ヶ月で1500円やるから、これで自分でやりくりしなさい」

小学校1年生から私のお小遣い生活が始まった

買いたいものがそれ以上の金額なら我慢する日ができる、その考え方が身についた

ちなみにこの1日50円ルールはその後変わることがなく

これは謎だが、20歳まで続いた

中学生が一番辛くて、何もできない学生時代だった

1500円って雑誌買ったらもう何もできないからね!!!

友達とカラオケ1回が限界だったな〜笑

高校生からはバイト三昧、自分でやっと働けることに感動したな〜笑

 

 

高校生

私「大学に行きたいから塾に行きたい!」

父「大学に行くことすら反対だ!女が幸せになるには3つしかない」

「若さ、綺麗さ、賢さ」

「お前はバカでブスなんだから、その残りの若さを捨ててでも大学に行きたいのか!」

私「若さ捨てて賢くなるもん!!!」

父「そうか、その覚悟をするなら勝手に行きなさい」

私「、、、塾は?」

父「自分で勝手に行きたいと言ってるんだから、自分でバイトして行きなさい」

結局塾に行くなら自分で行くしかなかったので塾は諦めて自力で勉強

幼稚園からずっと続いているハングリー精神で第一志望校合格しました!←ちょっと自慢させて

 

 

大学生/社会人

大学も奨学金で自力で行って

社会人になって一人暮らしを始めて

奨学金の返済を始めて

 

今になると色々感謝していることもたくさんある

こうして部屋の中を見渡すと自分で稼いで自分で揃えたものだけ

自分で生きていけることに感動もしたな〜

それと同時に、

家族のために働いて、あの家にあったものは全て

お父さんの稼ぎで成り立ってたって思ったら

すごいなーと思ったり、感謝したり

 

小さい頃からすごく厳しかったから大きくなる過程で

疎遠になって自分のこと話したりしなくなって

何もしてくれないひどいお父さんだって思ってたけど

 

3.11の震災の日には私がバイトしてる先まで何時間もかけて車で来てくれて

 

弟の結婚式で新婦の父親が思いを伝える場が結婚式にはないからって

事前に新婦のお父さんと一緒に飲みに行って、色々な話を聞いて

それを新郎の父のスピーチで新婦さんに伝えたり、粋なことしちゃって

 

なんだかお父さんともっと話したいなと思って

弟の結婚式の日の夜に始めてお父さんとお酒を飲みに行った

 

そこからとーーーーーっても仲良くなっちゃて

夏には4泊くらいお父さんと車で能登半島に向かう旅をしたり

実家に帰った時には必ずと言っていいほど飲みに行くようになった

 

昔から思ってたこと

大人になってお父さんに対する見方が変わったことを伝えて

お父さんからもどう思って子育てしてたのかを聞いて

父「きっとすごく嫌われて嫌な奴だっただろうけど、こうして腐らずに大人になって、今感謝の気持ちを持ってくれて、これまでやって来たことが間違ってなかったって思えた。よかった。」と

お父さんも手探りの子育てだったんだもんね

 

甘やかすのは簡単だけど

お父さんの子育てのテーマは「一刻も早く”自立”させる」だったから

20数年間私の自立のために頑張って貫いて来たんだなと思って

またお父さんが好きになりました 笑

父「覚悟してくるようにちゃんと相手に言っておけよ」

 

私「!?」

 

これはまずい!

お父さんはとっても厳しい性格だから、きっと説得に失敗したら

正座させられて、目をつぶって歯を食いしばって、ぱちーんのやつだと察した

 

父「歯の1本2本は覚悟しておいて」

「歯の1本や2本でおまえのことがもらえるなら安いもん!ってくらいじゃなけりゃ、渡せない」

「俺の宝物を奪って行くんだから、そのくらいの覚悟で来てもらわないと」

 

なんだか嬉しい気持ちと、彼にどう伝えて、この挨拶の試練をどう乗り越えようという不安が混じった

 

父「本当はそいつと二人だけで話がしたい」

 

いやいや、止めることができないから、危ないからww

 

父「場所は○○まで来て」

私「ん!?キャンプ場!?山の中!?」

 

いやいや、山の中で二人きりにして余計危ないからwww

 

 

こうして、無事に(?)挨拶の日取りが決まった

 

 

私は彼に伝えた

 

 

「お父さんがね、キャンプしようだって♪

お父さんキャンプ好きだからカジュアルに一緒に楽しみたいみたい^^♪」

 

 

さて、ここからどうしようか考えよう

 

挨拶ってこうゆう頑張り方をするのかわからないけど、

こうして私の彼の身の安全を確保するべく、作戦を立てる日々が始まった

 

 

花嫁への道 第3話【後編】 〜結婚挨拶は予想外の展開へ〜 へつづく

 

TOP画像出典:Photo by Caroline Hernandez on Unsplash
Caroline Hernandez

最後に

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